こんにちは。
今週の日誌担当の、湯舟すぴかです。
前回の紹介で、詩森さんに写真をボロくそに言われたアイツです。
悲しいので、前回載せたものと迷ったあげく却下した写真を載せます。
以後お見知りおきを(笑)

さあ、そろそろ本格的に秋めいてきましたね。
あたしはこれくらいの季節が一番好きです。風が気持ちいいんですもの。
さて、今日のワークショップにも、また違う風が吹いていました。
中学校で演劇を見ておられる方が、ワークショップ見学にいらしていたからです。
と、いう訳で、今週のワークショップはいつものように肩胛骨開けをした後、盛りだくさんの内容でした。
中学生にもやりやすいものから、とても初歩的な、しかし実に有効性の高いプログラムから入ってゆきました。
おかげで我々メンバーも、自然にエンジンをかけていくことが出来ました。
まずはひとりで目を瞑って全速力で走るプログラム。部屋の向こうの離れたところには、がっちりした男性二人が受け止める準備万端で待っています。
やんちゃな男性や勇気ある男性陣は潔く飛び込んでゆけるのですが、女性陣はなかなか…想像以上に怖いですものね、難しいことです。
視覚の遮断によって恐怖感が増幅し、部屋の向こう側の対象者への信頼が問われると同時に、己の精神との戦いでもあります。とーっても怖いです。
この他にも人文字を作ったり、言われた言葉の意味とは反対の動作を行なったりするプログラムをやりました。
このように、今週はゲームの要素が含まれた、楽しみつつ集中して頭と身体に働きかけるプログラムを導入部で行いました。
これにより、いつもよりも早い段階で頭と身体に集中したからか、今週の「腰の遊び時間」はいつもよりうまくいった気がしました。
さあ、頭と身体がオンの状態になったところで、今度は声を出します。
息、ハミング、発声、と段階を踏んで喉に負担をかけずに声を出していきます。
自由な身体と頭を手に入れるためにやることは、いっぱいあるんですねー。
まだまだ発声についてはうまくいかないので、これからのワークショップでも発展していけたらと思います。
さて!!
今週は「ファーストコンタクト」も終盤です!
いよいよ、入室する人も部屋の中にいる人も事前にセッションせず、イメージの共有なしで行います。
インプロのように、即興的な側面が強く押し出され、よりメンバー個人個人の色や雰囲気が色濃く反映されます。これが大変面白かったです。
12組中の2組ほど、詩森さんが「惜しかったのに〜」とおっしゃって、やり直した組もありました。
この時、詩森さんが少しのヒントを与えただけで、台詞の持つテンションや空間に流れる雰囲気が劇的に変わるので、本当に面白かったです。
誰のが面白かったか皆で投票すると、同じユダ組の社長と私が3ポイントずついただき、優勝(?)しました☆
幸先いいですウチのユダ班!!(笑)
今週最後のプログラムは、マイズナーのリビテーション。今週からテキストを使っていきます。
いつもの繰り返す言葉の代わりに、与えられた台詞を自分の役の部分だけ読むのですが、これが難しかったんです!
なんでって、台詞に感情を入れて読んじゃいけないからです。
台詞を見て覚えられるだけの台詞を、テキストから目を離して台詞を言い、またテキストに目を戻して台詞を覚え…と繰り返す。これだけなんですが…。
普段の言葉がどれだけ飾られたものか痛感すると共に、見ている側は棒読みなのに内容がすんなり入ってくるという摩訶不思議な現象が起きました(笑)
来週からはもっと丁寧に作業ができると思うので、楽しみです!!☆
さて、次回のワークショップ日誌担当は、「ユダの食卓」から一旦離れまして、
「精路路」で亮介役を演じられます、中澤健太郎さんにお願いしたいと思います。よろしくお願い致します。
詩森解説