2007年10月29日

10/26 望月雅行

はい、どうも!
「子供の領分」でリュウタを演じますエロサワ王子こと望月雅行(劇団バルド)です。

湘子ちゃんの粋な計らい!?で王子が付きました。
よろしくどうぞ!

みんな、真面目に書いているので今週はちょっと趣向を変えて、「劇団おおむね、」のメンズの紹介を独断と偏見で勝手にしちゃいます。
せっかくなんで、「何とか王子」とかにしようかなぁ。

先ずは3人のユダから。
1人目は、山ノ井史(風琴工房)。
通称ふーひー。
詩森さんの信頼もあつく、いつも一番厳しいダメが飛びます。
しかしながら本番に強く、必ず結果を出す男!
北関東のLAこと、宇都宮出身、
なので「餃子王子」でいかがです?
えっ!?だめ?

2人目は、北川義彦(風琴工房)。
通称たっきー。
彼は、詩森さんの言うように謎の男です。
自らをMだとうそぶきながら、どSな芝居をします。
なので「ペルソナ王子」
その仮面の一つをアトリエセンティオで披露してくれるでしょう。

3人目は渡邉真二。
通称ご意見番。
…天然です。
以前、後髪が長かったのでまんま「後髪王子」。

071026_220511.jpg

今も長いのですが、一度切ったのでみんな騙されています。
その独特の漫談口調は、おそらくR-1でも通用するでしょう。
彼の演じるユダの年齢にも注目です(笑)。

お次は、詩森さんからベタ褒めされている(とプレッシャーをかけとく)「精露路」から中澤健太郎。
通称ケンタロウクン(まんまやんっ!)。
彼も天然です。
なので「天然玉子」。
どのくらい天然かと言うと、1人だけ「王子」ではなく「玉子」になっている事におそらく気付かないでしょう(笑)。
もっとも楽しみな作品です(とさらにプレッシャーを)。

そして、「子供の領分」でミツルを演じる斎藤マサキ(劇団レトロノート)。
通称マサキクン(アクセントは平板型)。
彼は京都の実家までチャリで帰る野生児です。
GIOSのチャリで何処へでも、雨が降ったらちと辛い「チャリンコ王子」(恋人募集中)です。

ふぅ。
いい仕事したぁ。
でも、これだけだと怒られそうなので、本日のメニューを。
稽古場はアトリエセンティオ、上演会場です。
先ずは、この空間を味わいつつ肩甲骨開け→身体の遊び時間→仙骨歩きと続きます。
パートナーチェンジが上手くいったり、離れての1人歩きが綺麗になったり。
長期WSなので、お互いの成長が確認できます。
そしてチーム毎のシーン稽古。
今回の5作品、詩森さんが演出ではなく指導という事で、ベースラインを外さない範囲で役者に委ねてくださいました。
今日もやり甲斐とプレッシャーとチャレンジに溢れたこの空間は本当の意味でワークショップ(稽古場)なんだなぁと痛感しました。
最後に、シーンの発表後に行ったフィードバック。
(ここ最近、あまり時間が取れていなかったように思います。)
みんな、意見や感想をたくさん持っているのだけど、中々積極的になれないご様子。
でも指名されるときちんと答えるんだよね。
想いを言語化したり、共通認識として共有することってとても大切。
僕も含めて、次回からウホウホいきましょう。

そして、お待ちかねのチラシが届きました。
雨の中、ありがとう!マサキ君&チャリ(パチパチ)。
何と!、5作品全て観られて\1000です。
これは直ぐに予約せねばっ!!
ご予約は、
workshop@windyharp.org
までお願いします。

さ〜て、次回の稽古場日誌は、「子供の領分」のトウコちゃん。
風琴工房の遅れてきた新人女優、薔薇の魔女こと木内美帆りんにお願いしやす。
posted by long at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ワークショップの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月24日

10/21 津田湘子

こんにちは、ワークショップ参加者にして風琴工房新人の津田湘子です。
今回、記録担当でございます。

さて、この日もまずは堅甲骨を開けることから行ないました。
日曜日で、平日に較べてきちんと休息が取れていたのか、いつもより開いている人もいたみたいです。
やることは同じことでも日々身体は変わることを実感。
そして更に自分の身体の状態とここにある身体を実感すべく腰の遊び時間を行ない、体の遊び時間へと…。
自分のやりたいことをやりたい場所でやるいつものエクササイズではありますが、この日は詩森さんが空間に幾つか椅子を置いたことでいつもと少し違う感じになったように思います。
割とみんな椅子の小空間を手に入れるとそこから動かなくて、その場で何か叩いたり声を出したり…。
なんでしょう…フィードバックがあったわけではないので個人的な感想ですが、椅子という場所として認識しやすいものを手に入れると、同時に身体がここにあって私はここに居るのだなぁと思いやすく、落ち着くのかなぁと自分では思いました。
どちらにせよ、空間のちょっとした変化にも身体は敏感なんだなって実感。

そうしましたら歩きます。そして出会います。
歩いている中でパートナーを見つけてお互いの仙骨に触れながら二人で、まるで一人で歩いているかのように歩きます。
だから呼吸を合わせないといけませんし、曲がりたい時等はお互い「曲がろうよ」と信号を発したり、その信号を敏感に受け取ったりということが必要です。
かといってあまりにグイグイ押すのも、押されることに慣れてしまうのもダメ。
あくまで自然に。
そして呼吸やハミングをしながら、パートナーチェンジまで行います。
パートナーチェンジも自然に。あまりに露骨に見たり、チェンジしたい組の後を付けたりはせず、相手組の全身を見て、「替わろうよ」という信号を送ったり受け取ったりをしながら行います。
意識を分散させて、自分への集中だけでなく外にも開かせるわけです。
俳優に必要な状態です。
しかし初めてやった時はうまくパートナーチェンジを出来ないどころか呼吸も崩れたり、回遊魚のように同じところをぐるぐると歩いてしまったりしてました…。
俳優に必要な状態を手に入れること、覚えておくことは結構難しいと痛感したものです。
しかし今回はみんな少しずつ意識を分散させることを身に付けられてきたように感じました。
積み重ねは大事ですね!

そして後半。
台本に基づいて稽古をし、発表をします。
各チーム、自主稽古も始まっていて意欲的に取り組んできた雰囲気です。
…しかし、何だか前回の発表の方が良かったような…とか、課題があまりクリアされていなかったり…とか。
そこで一度みんなで集まって、何故そう感じるのか(やっていても、見ていても)、どのようにしたら良くなるのかを意見を出し合います。
俳優同士でそのように意見を出し合うのは、明日は我が身という思いもあって普段し慣れていないことで躊躇はありましたが、俳優自ら考える力を養い、日本の演劇界をもっと活発に!という思いもあり、徐々に口を開き始める俳優たち…。
初めから形にこだわり過ぎではないか、相手に反応しているか、キャラクターを重視し過ぎていないか…等々。
同じ俳優から言われると、何だかいつもよりぐっとくるところもあったんじゃないかなぁと思います。
あと、稽古の積み上げ方もちょっと間違えると演技が上辺だけのものになってしまうことを実感。

そんな実感だらけの今回の(今回もですかね)ワークショップ。

本番に向けて佳境に入ってきました!
次回も楽しみです

次回のレポートは子供の領分チームより、エロサワ王子望月くんにお願い致します!
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2007年10月16日

10/15 田中文

今回の担当は精露路・田中文でございます。

今回の新しい目論みは、腰の遊び時間の後に各々がアメーバになり、中央に寄り集まり一つの巨大アメーバを作ろうというものでした。
まるで絵画のように人がこんなに一カ所に集中することは普段ないので、とても変な感じでした。人の体温はとても心地よかったです。原始的な温かさで、むしろもうこのままで。
そこから離れて、また一人になる。この心地よい感じを振り切って一人になるのは少々エネルギーが必要でした。
現代の日本人は素直に寄り集まることにも一人でいることにもなじめない、剥がれかけた中途半端なアメーバのようだというようなことを詩森さんはおっしゃられておりました。その中途半端な人恋しさがNetというツールに向かっているのではないかと、わたくし最近思います。

その後、チームに別れ練習です。
前回精露路チームはいなかったので全くの初めての作業で、さて何をしたらよいのだろうかという手探りから始めました。
一度みんなにみてもらい、よかったチームが何故よかったのか、足りなかったり間違っていた解釈や具体的にどういう風にしていったらよいかアドバイスをいただきリトライ。
あら不思議、詩森さんmagic
人間って面白いなって最近よく思うのです。

どんな風かというと、観てのお楽しみです。
ガンバリます。

さて、マンネリ化を防ぐために新企画w
『今日の待子』

Image0001.jpg

インドの仏像のような小山待子氏。
感受性が優れている、というのでしょうか、相手に対してとても反応する子だなとか、実は思っているのですよマチコさん。

Image0002.jpg

次は清楚可憐系統に見えて、イヤーそーでもないかもと、新たな発見を(個人的に)したい津田嬢に回しますよろしくです!


『精露路』について、今更ながら聞きたいことが。
結子は、読み方ユイコでよろしいのでしょうか?

詩森より→ユイコでいいです。それにしてもマチコちゃんの写真・・・。何度も書きますが美人さんなんですよ。
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2007年10月10日

10/8 上野理子

あいにくの雨…急に涼しくなったせいか、風邪などで休むメンバー多し。

★みんなも気をつけましょう。

マッタリとした中で、まずは『堅甲骨開け』「男性より女性の方が天気によって、テンションが変わるよね」と誰かが言い出したのをきっかけに、爺様婆様のように、ひとしきり天気の話をする。そして「今日マサキが来られなくなったのは箱根にサイクリングに行って、雨で帰って来られないからに違いない、なぜ天気予報を調べなかったのかしら、ンもう、オバカサン」という結論に落ち着く。

★後日マサキに真相を聞こうと思う。

さて、詩森さんが来たところで『体の遊び時間』
そして『発声を兼ねたコミュニケーション』稽古場を歩きながら、二人or三人、最後に全員でハミングからマァ〜と空間を大きく広げていくというのをやる…これは終わり際につい、お辞儀をしてしまったりしたので、詩森さんから「それは無し」と指摘あり

★まさに阿吽(あうん‥漢字間違ってたらすみません)の呼吸で次へ移りたいものです。

続いて、詩森さんより『作品の大きな流れを理解する』という事で【起承転結】【序破急】についてのレクチャー有り。特に《ユダ》や《精霊路》は序破急がはっきりしている例の作品であるとし、特に序の部分をいかに、飽きさせないで魅せるかが大事であるとす。

続いて、《セルロイド》という作品について、そのあらすじと伝えたかった事を3グループにて発表。〈愛〉などのテーマが出る中で「そういった常識的な(というか、一般的なという方が良いでしょうか?)観点ではなく、もっと芸術家としての観点を持つように」との例として三島由紀夫氏の作品の話を聞く。

★興味深い話だったので、休んだ方には是非、聞いてほしいです!
そして『セルロイド』のテーマである《共依存》について。これは今回の3作品の全てのテーマでもあるとの事。

★実はここで、日誌の手が止まってしまいました!
漠然とわかっているという、感じなので、私としては、もっと考える時間が必要…というか、一番、共通の認識が必要な事ではないかと思っています。
そして、残りの時間はグループワークにあて、それぞれ2pずつぐらいのシーンを発表し「フィードバックの際は次につながるような感想を(これは大事な点ですね)述べましょう」との事

★まだ、全員が漠然としているので、なかなか具体的な感想が出づらい時期ですが、お互いを高めて行きたいですね。私達、山ノ井ユダチームはユダが少年に見えないとの指摘があり、一日でも早くユダを私なしではいられない体にするべく、腕を磨きたいと思っております。
さて、次回はあやちゃんにバトンタッチ致しました。どうぞよろしく!
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2007年10月09日

10/6 ワークショップ記録 小山待子

小山待子です。10/6のWS日記を仰せつかりましたので、まとめるのは苦手ですが、なんとかかんとかやってみたいと思います。
まず、ちょっとした恩恵に預かりまして、ひろびろ&キレイ!な稽古場で、いつものように堅甲骨開け。で、いつものように歩き始めたのですが、途中でお互いの歩き姿を見てみる、てのをやってみました。

改めて人の歩き方を見てみると、首が前に出てたり、手がぶらぶらしていたり、重心が高かったり低かったり…と個々の癖があるんですねー。じゃ自分のはどうか?というとこれがわからないものなんですが、舞台に立つには、自覚的にニュートラルな歩き方ができなければ!ということで、まずは自分がどう歩いているのか?キレイに歩けている時の感覚とはどんなものか?といったことを体感することとあいなりました。
何をするかというと、まず普通に歩いてみる→両足裏のつちふまずのかかと寄りのところ(で伝わるでしょうか…)をグーで叩いてもらってまた歩く、とこれだけなんですが…あら不思議。叩かれた後はほんとに歩き方がキレイになるのですねー。詩森さん曰く、身体の中心線を足裏を叩くことで身体に思い出させる、とのこと。確かに、叩かれた後に歩くと身体が軽く感じます。おー、不思議。恐るべし、詩森さんマジック。そして、ただ、おー!と思うだけではなくて、良い歩き方の記憶を身体に蓄積させることが大事なのです。忘れるな、私の身体よ。

さてさて、歩いた後は、いつもどおり腰・肩・背中・足の遊び時間を経て、「自分の好きな場所で好きなことをする」という流れです。いつもとちょっと違ったのは、みんながそれぞれ好きなことに集中している中に詩森さんがいろんなモノを投げ入れてきたこと。ガムテープ、足袋、布のかばん、スリッパ、ect…が次々に投入されると、ほぼみんな興味を示して、モノで遊び始めました。
私的にはこれかなり楽しかったです!普段は個々で好きなことして終わる感じですが、モノが入ると集団で遊べるので。ガムテープをサッカーボールのようにパスしたり奪ってみたり、もう大人なのにわりとはしゃいでしまいました。が、最後に詩森さんから、「今興味を持っているモノを嫌いになって下さい」という指示が…。一斉に邪険にされるモノ達と、稽古場に流れる殺伐とした空気…。これもかなり面白かったです。

さて、さて、その後は、いよいよ!!それぞれのチームの台本に取り掛かることになりました!全体のWSで発表会用のテキストを扱うのは今日が初めてなので、「ついにこの日が来たか…」となんとはなしに気持ちが引き締まります。
とりあえず、まずはチーム毎に通し読みをして、次に2・3ページ抜粋してお互いのチームの読みを見てみました。見てる側としては、詩森さんが2ヶ月悩んだというキャスティング、どのチームもぴったりの組み合わせ!って感じでした。自分のチーム・山ノ井ユダはどうだったでしょうか?ユダは3チームあるので、お客様には是非是非!見較べて頂きたいです。

最後に、チーム毎に創作をしました。ルールは@「こんな話」というのが伝わって、A 使うセリフは各役ひとつのみ(ただしその役のセリフを他の役が言ってもよい)、B5分くらいに収める。というものであります。
5分に要約するには、物語の構造をちゃんと把握してないと難しいです。あと、使うセリフが限られていて後は動きでの表現になるので、今まで見たり経験してきたモノが如何に自分の中に蓄積されているか、っていうのも問われるなーと思ったり。普段はとかくセリフに縛られてしまいがちですが、実は動きや空気で伝えられる情報量って凄いな、と今更ながら実感したり。
今日は初めてのことゆえ、要領がわからず手探り感もあったかもしれません。が、今回の発表会、詩森さんはあくまで指導のみで、見せ方は自分達で考え起ちあげていくとのことなので、今日の経験もきっと発表会に活かされていくことと思います。乞うご期待!です!

以上、ちゃんとまとまってますか…ね。。。えー次回のWS日誌ですが、物凄い色気に山ノ井さんと一緒に私までくらっといってしまいたくなる、同じチームの理子さんにお願いしたいと思います。フェロモン一杯のユダお母さん、必見です皆様。よろしくどうぞ!

→詩森解説を読む
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2007年10月06日

10/3 ワークショップ記録 中澤健太郎

秋です。風邪です。…寒い。

つい半袖で寝てしまわないよう、皆さんもどうぞお気をつけ下さい。
本日の日誌担当、中澤健太郎です。

さて本日のワークショップですが、今回より2ヶ月の旅公演を終え、新たな仲間、上野理子さんが加わりました。
社長が二人になったと、もっぱらの噂です。心強いですね。

まずはいつものように肩甲骨開け。「あれっ、今日は開きがよくないねぇ。」とエロサワこと望月君に言われ、ショックを覚える。

そして本日は発表会の劇団名を決める為、面白い方法を行いました。
これは他者のアイディアを元に連想して広げていくやり方で、BIGEGGのネーミングにも使われたとの事です。
まず全員が輪になって人数分の紙を回します。その紙にそれぞれが劇団名の候補を三つ横並びに記入し、その紙を隣の人に回します。
受け取った人は、書かれた言葉を見て瞬間的に連想する言葉をその下に記入し、すぐに隣の人へ回します。
自分が最初に書いた紙が戻ってくるまでこれを繰り返します。
ふと、昔働いたベルトコンベアー工場が頭をよぎった。ツラカッタヨ…。
回ってくる紙を見て、アホな人が多いという事がよく分かった。

「おめかし」「満開湯豆腐」「帰れないよ…。」「仕上はお父さん」

よくわかりません。

全員の記入が終わり、人気投票です。
素敵な名前に決まりました。発表をお楽しみに。


次にテキストを演じる上で気を付けるべき事について詩森さんから説明がありました。
異性を好きになる時どんな所に惹かれるか?という質問があり、

「優しい」「頭がいい」「顔」「背が高い」「ほっとかれる」「天然」

と様々な意見が飛び交いました。

このように「好き」という事一つ取っても、人それぞれの感じ方が違う。
ましてテキストを演じる場合、その時代や世界情勢、今置かれている立場や状況、相手との関係。それぞれの常識やバックボーン等、自分とは全く違う。
何より自分ではない作家が書いた作品である。
その為、今持っている自身の感覚だけで表しても伝わらない。

ある一つの気持ちについても感じ方は共通ではないが、その中で出来るだけ皆が共感出来る物を選択する事も必要。
そして「あくまでも自分ではない他者を演じるという事を忘れない事。

自分なりにまとめたので正確ではないと思います。


最後はマイズナーです。
前回と同じ様にテキストを使用して行いましたが、見ている側になかなか言葉が入ってこない組が多かったように思う。これはやっている人も感じていたようです。
今回はいつものようにカラダの遊び時間を行わなかったからなのでしょうか。

カラダは正直なんだな。
ごめんよカラダ…。
次回はたっぷり遊ぼうぜ!


今回のワークショップはここまでです。

さあ次回は自己紹介のトップバッター「ユダの食卓」でシズル役の 小山待子さんにバトンタッチです。よろしくお願いします。

→詩森解説を読む
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2007年09月28日

9/26 ワークショップ記録 湯舟すぴか

こんにちは。
今週の日誌担当の、湯舟すぴかです。
前回の紹介で、詩森さんに写真をボロくそに言われたアイツです。
悲しいので、前回載せたものと迷ったあげく却下した写真を載せます。
以後お見知りおきを(笑)

070912_2326~02.jpg

さあ、そろそろ本格的に秋めいてきましたね。
あたしはこれくらいの季節が一番好きです。風が気持ちいいんですもの。


さて、今日のワークショップにも、また違う風が吹いていました。
中学校で演劇を見ておられる方が、ワークショップ見学にいらしていたからです。
と、いう訳で、今週のワークショップはいつものように肩胛骨開けをした後、盛りだくさんの内容でした。
中学生にもやりやすいものから、とても初歩的な、しかし実に有効性の高いプログラムから入ってゆきました。
おかげで我々メンバーも、自然にエンジンをかけていくことが出来ました。

まずはひとりで目を瞑って全速力で走るプログラム。部屋の向こうの離れたところには、がっちりした男性二人が受け止める準備万端で待っています。
やんちゃな男性や勇気ある男性陣は潔く飛び込んでゆけるのですが、女性陣はなかなか…想像以上に怖いですものね、難しいことです。
視覚の遮断によって恐怖感が増幅し、部屋の向こう側の対象者への信頼が問われると同時に、己の精神との戦いでもあります。とーっても怖いです。

この他にも人文字を作ったり、言われた言葉の意味とは反対の動作を行なったりするプログラムをやりました。
このように、今週はゲームの要素が含まれた、楽しみつつ集中して頭と身体に働きかけるプログラムを導入部で行いました。
これにより、いつもよりも早い段階で頭と身体に集中したからか、今週の「腰の遊び時間」はいつもよりうまくいった気がしました。

さあ、頭と身体がオンの状態になったところで、今度は声を出します。
息、ハミング、発声、と段階を踏んで喉に負担をかけずに声を出していきます。
自由な身体と頭を手に入れるためにやることは、いっぱいあるんですねー。
まだまだ発声についてはうまくいかないので、これからのワークショップでも発展していけたらと思います。



さて!!
今週は「ファーストコンタクト」も終盤です!
いよいよ、入室する人も部屋の中にいる人も事前にセッションせず、イメージの共有なしで行います。
インプロのように、即興的な側面が強く押し出され、よりメンバー個人個人の色や雰囲気が色濃く反映されます。これが大変面白かったです。

12組中の2組ほど、詩森さんが「惜しかったのに〜」とおっしゃって、やり直した組もありました。
この時、詩森さんが少しのヒントを与えただけで、台詞の持つテンションや空間に流れる雰囲気が劇的に変わるので、本当に面白かったです。
誰のが面白かったか皆で投票すると、同じユダ組の社長と私が3ポイントずついただき、優勝(?)しました☆
幸先いいですウチのユダ班!!(笑)


今週最後のプログラムは、マイズナーのリビテーション。今週からテキストを使っていきます。
いつもの繰り返す言葉の代わりに、与えられた台詞を自分の役の部分だけ読むのですが、これが難しかったんです!
なんでって、台詞に感情を入れて読んじゃいけないからです。
台詞を見て覚えられるだけの台詞を、テキストから目を離して台詞を言い、またテキストに目を戻して台詞を覚え…と繰り返す。これだけなんですが…。

普段の言葉がどれだけ飾られたものか痛感すると共に、見ている側は棒読みなのに内容がすんなり入ってくるという摩訶不思議な現象が起きました(笑)
来週からはもっと丁寧に作業ができると思うので、楽しみです!!☆


さて、次回のワークショップ日誌担当は、「ユダの食卓」から一旦離れまして、
「精路路」で亮介役を演じられます、中澤健太郎さんにお願いしたいと思います。よろしくお願い致します。

詩森解説
posted by long at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ワークショップの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

9/22 ワークショップ記録 渡邉真二

「涼しくなってきたなぁ。」と思ったら、「暑い〜。」とぐったりする陽気になったり、忙しい気候が続いています。皆さん風邪などには気をつけましょうね(*^_^*)

さて、それっぽい挨拶で始めますがワークショップ日誌です。
今回の日誌を担当します。渡邉真二です。

担当になったものの、どんな風に書いたら良いか皆目見当がつきません(^_^.)
そんな訳で、前回の担当者 五十野さんのマネをさせてもらおうと思ったのですが、「ダメ!!自分で考えなさい!」と、即答で断られてしまったので、自分なりに書こうと思います。

まずですね、前回の日誌で詩森さんから解説がありましたが、基本的なプログラムは変化しません。「肩甲骨開け」から始まり、「腰の遊び時間」「ファーストコンタクト」「マイズナー」の順で進みます。もちろん、当初から全く変化がない訳ではなく、少しづつ少しづつ進化して行き、今はこのような流れになっています。これから先もまだまだ進化して行くのでしょう(^o^)丿


今回のワークショップでも進化はありました。


まずは「腰の遊び時間」にて。

終盤「空間の中で好きな事をする」の後に「他者を認識し、興味の対象を一人見つけ、接触し、身体で会話する(最終的に背中合わせになる)」が追加。

接触って書きましたが、相手の身体に触るんです。僕の場合、進行中に「妙な恥ずかしさ(なんか懐かしいって感じも)」を感じたんですが、他には「癒された」とか「男性の身体が硬い事を改めて認識」とか色々な意見がありました。

そうそう、プログラムの間には「フィードバック」と言って意見交換がありまして、そのプログラムに対して各人が感じた事や発見した事を伝え合います。
そして、その意見や感想に対して詩森さんが色々な見解を示唆してくれます。
こうする事で、それぞれの感覚やら色々をシェア(共有)する事が出来るのです。
「こういうのって、大事だなぁ( ^^) _U~~」と、つくづく思います。


続いて「ファーストコンタクト」にて。

これもホント少しづつ積み重ねて行ってますね〜。台詞を発する側と受ける側でシーンを構築して行きますが、今回は遂に「受ける側も動く」が追加。

前回までは、受ける側は止まっていましたし、「受ける側が作った空間に発する側が入り、感じた物を利用し台詞を発する。」と、言うような状態でした。
ただ、空間に対しては、発する側から「こういう空間にしたい」とか、受ける側から「こういう空間を作りたい」とか、事前の打ち合わせがあります。

最初は、打ち合わせもなくて受ける側は「死体」だったんですからねぇ。色々と細かい追加を重ねてきましたが、いやはや、ついに動きましたよ(゜o゜)

そんで、まあ、いざ始まってみたら、これがスゴイんですよ。
空間のリアリティが飛躍的に上がるって言うか、見事に「芝居」なんですよね。こんな事を言うと「前回までは何だと思ってた?(-_-メ)」って怒られそうですけど・・・。
いや、今までのがダメって事じゃなくて、前回までも良かったですけどね。
なんにせよ、受ける側がリアクションするんで、発する側もどんどん変化していくんです。だから、空間も濃くなっていくし、厚みも出てくる。「死体」から観てるもんにとっちゃ大変な騒ぎですよ、ホント。

ワークショップに参加してからよく思うんですけどね、「結構こういう事を頭だけで考えて、実感は薄く演じていたんだなぁ。」って、反省しました。


最後は「マイズナー」にて。

今回は、大きな追加はなく前回同様に「作業」でした。

一応、説明しますと、二人組みになって「リビテション(発言する事)」を交互に繰り返します。
相手に集中した状態で、確定している事実(例えば、「あなたは白いTシャツを着ている。」とか「あなたは裸足だ」とか)を「コール(スタートの発言)」してスタート。

根本的にはゲームなので複数ルールが存在します。コールは相手へのイメージなどはNG(例えば、「あなたの隣の家には浪人生のジンロクさんがいる」とか)。「あなたは何々〜」と言われた側は「私は何々〜」で返す。等など・・・。
説明し切れませんので詳細は省きますm(__)m

で、「作業」と言うのは、「リビテション」をしながら片側の人が各自で用意してきた作業を行うのです。
ただし、ただ作業すりゃいいって訳ではなくてですね。
詩森さんからの指示としては「精度の要求される手作業。なおかつ、5分で完了させる必要があり、完了しなければならない理由(自身にふりかかる危機)を設定する。」

これに関しては、ホントにぐったりでした。観てるぶんにはとても楽しいんですけどね〜。
特に作業をしない側は最高ですが、自分が作業する側になるとたまりません(T_T)

往々にして作業をしない側の行動は、邪魔する、協力する、見守る。
作業をする側は、泣く、わめく、怒る、そして、例外なくテンパる。

でも、ただ遊んでる訳ではなくて、作業する側は設定を決める事で強制的に極限状態を作り、その感覚を自覚させたり、肉体の挙動(震える。とか)を身体感覚として蓄積したり。
作業しない側は、そういった様々な事を見て学ぶって事のはずだと思うんだけどなぁ。ちょっと自信ありません。
でも、なかなか、実り多い作業なのです。

えぇ〜、そんな訳で、毎週こんな感じで沢山の事が起こります。
多分、もっと簡潔な感じが日誌としては望ましいんでしょうけど、書いちゃったもんは仕方ありません。
許して下さいm(__)m

では、次回の日誌担当は、五十野さんと同じく「ユダの食卓」にてチームを組みます
湯舟須比香さんに御願いしたいと思います。よろしく御願い致します。

詩森追記
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2007年09月13日

9/12 記録者 五十野睦子

本日は秋の風が吹いておりました。
皆様風邪などお召しではありませんか?

こんにちは。
お初にお目にかかります、風琴ワークショッパー五十野睦子です。

6月の梅雨の只中から始まりましたこのワークショップも、夏、秋と季節が移るごとに参加者同士の関係も近しいものに変化してきたように思われます。
よいことじゃ。


さて、本日のワークショップ。

マサキ君がいないと稽古場が静かだね、という所から始まりました。

そしていつものようにお互いの肩胛骨を開きあってから、地面と体をリンクさせるべく腰の遊び時間へ。

この遊びを通じて、10分あれば体を大地にランディングさせられる!ことを学びました。
超貴重な経験。


その後、ファーストコンタクトへ。

ドアを開けて部屋に入ってきた人間が、中にいる静止している人間に用意してある台詞を投げ掛ける。

と、基本的にはそういうことなんですが、詩森さんは手を替え品を替え私たちを楽しませてくれます。

いや、一番楽しんでいるのはいつも隅でほくそ笑んでいる詩森さん御自身でしょうか。

本日のお題は、入室する人間にあるアクションを与え、その動きを台詞と設定の中に織り込むというものでした。

部屋の中にいる静止した人間は何をされるのかわかりません。リアルな反応が空気を変えます。

ちなみに私は北川君に頭をぬめっと撫でられました…ほんとう〜に怖かったです。。

始まりは「言葉を食べる」でした。
台詞を分解し、一言ずつ体に取り込む…
その作業が形を変え、レイヤーを重ね、今やこんなことに。
思えば遠くへ来たもんだ。この先どこまで行くのか楽しみです。


さてプログラムはマイズナーへ。

や、泣いた。
ウズウズした。
疲労した。

こちらにつきましては、ユダ祭で私の相手をしてくださる渡邊真二君に解説をお願いしたいと思います。


以上、薄幸さにかけてはちょっと自信のある五十野睦子がお送りしました。

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