2007年11月16日

詩森ろばによるグループ紹介

24日、初日の上演順にご紹介したいと思います。


★「北川ユダ」チーム

071114_2149~0001.jpg

まずはユダ祭り第一弾。北川ユダチームです。純粋風琴工房編成チームです。「ユダの食卓」って風琴らしい作品とずっと言われ続けていて、まあ最近の作品とはぜんぜんテイストが違うんですけど、そんなに言われるなら、一組くらい純粋風琴工房チームにしてもいいかな、と思ってそうしました。北川くんが、「せっかくだから劇団のひとじゃないひとと組みたかった」と言ってたのは内緒です。あと、松岡さんがいちおう前にもマリエを演じているのに、フレッシュにダメ出しされているのも内緒です。

ここはなんと言っても北川くんのユダが詩森イチ押しです。「世界中、誰も彼もぼくに触れるな」みたいなカンジがたまりません。もちろん、松岡さんも、今回初風琴の津田さんもステキですよ。それにしてもこの写真、シズルとユダが制服仕様なのもあり、なんとなくアングラテイストですね。

どうでもいいですが、北川くんのことを書いたブログに「風琴工房の藤原竜也」って書いたら、アクセス数がその日だけ倍でした。さらにどうでもいいですが、美少年ってブログに書いちゃったのに、北川くんのこの写真はどうかと思います。そしてさらにさらにどうでもいいことですが、津田さんは稽古場日誌に「見た目よりぜんぜん我が侭」って書いてますけど、ぜんぜん「見た目通り」だと思いますよ。

そんなこんなで北川ユダチーム。「砂漠の音階」と「crossing2」にはさまれややチケット伸び悩み。いいものになりそうですからぜひともいらしてくださいませ。



★「子供の領分」チーム


071114_2150~0002.jpg

「子供の領分」チームです。オーバー30中心の座組みですが、初演・再演の宮嶋・山ノ井・浅倉チームより、ずっとずっとセイシュンなカンジです。宮嶋が関西のオバチャンのように達観したことばかり言うせいでしょうか。山ノ井が歯止めのきかないオヤジ化が原因でしょうか。浅倉が時代を間違っちゃったせいでしょうか。まあでもこのチームはとにかくセイシュンです。ギュッとしたくなっちゃうかんじ。

そのセイシュンの嘘のないカンジがここの一押し。それは「子供の領分」という作品にきっといちばん必要なもの。悩んではしゃいで無意味に足掻いていい作品にしてほしいです。なんといってもこのワークショップのエンジンをグイグイまわしてくれた望月くんとマサキくんがいるチームなんだもん。作品もやっぱりよかったねってことにしてほしいです。稽古場のムードメーカーで終わるなよ。

特記事項としては、エロサワ王子望月くんの意外な男らしさがここに来てグッと発揮されてるってコトです。エロはいまでもエロなんだけどね。そのせいか、かなりリュウタとミツルがカップルっぽい。これは2丁目でもお墨付。そこに絡む風琴デビューの木内と共にどうぞよろしくでございます。



★「山ノ井ユダ」チーム


071114_2148~0002.jpg

ユダ祭り第2弾、山ノ井ユダでございます。山ノ井くんと書いて稽古場Sトッパーと読むというのは風琴界隈では有名な事実ですが、ここの組でびっくりするのは、その山ノ井くんに、優しく、熱く、しかし言うべきことはハッキリと伝え、愛情深く付き合ってくれる女優ふたり、上野理子さんと小山待子ちゃん。その愛情のかけ方と言ったらちょっと凄い。わたしならとてもできないな。少なくとも相手が山ノ井くんでは。

山ノ井くんが微妙に、というか最近は隠そうともせず満足そうなのがむかつきますが、いまやわたしは山ノ井くんが呼吸していてもむかつくので、ここは公演の成功のためにも自分の気持ちは押さえ、そっとしておこうと思います。幸せでいてね。山ノ井くん。せめてワークショップが終わるまでは。

というワケでここのイチオシは、女優ふたりの懐深い愛情です。そして、相手役に愛情をかけることができるというのは、俳優としてもっとも大切な能力だと思うこの頃の詩森です。「え。いつもわたし相手役を愛しているわ」というそこのアナタ。「きちんと愛情をかける」、というのと、「自分の愛を抱きしめている」のとは違うのよ。

かようにしてスクスクヌクヌクとしている山ノ井くん。もしかしたら今回はやってくれるかもしれません。なんかやれそうなカンジもしています。もしかするというか、気づいてはいたことですが、ここまでの山ノ井ブレーキは詩森なののかもしれないね。だからといって改めつもりぜんぜんないけど。

そしてやらかしたときの山ノ井くんは、みなさまご存知のように誰にも止められないのです。このようにイチか百しかない山ノ井くんが、イチだったか百だったかをセンティオで確かめないワケにはいけませんね。ぜひともご予約くださいませ。



★「精露路」チーム


071114_2150~0001.jpg

ワークショップ生からとても愛されている「精露路」チームです。男女ふたり芝居なのに、今回は自主稽古も多いし、心配したのですが、そんな心配をよそに着々と進め、昨日は素晴らしいラストシーンを見せてくれました。ほんと、手のかからないいいコたちです。

まあでもオーバー30のケンタロくんと、いちばん若い文ちゃんが組んでいるのに、「ぜんぜん男女っぽくない」「兄妹にしか見えない」と言われるのは「精露路」的にはいいことですが、それはそれでどうかとも思います。いいんだぜ。間違いのひとつやふたつあったって。

それにしてもいいお芝居になりそうです。いま持っている美しさがまちがいなくお客さまの手に届くよう余計なことをせず、しかし必要なことはすべて手渡していくのが演出の役目というものです。本番が楽しみです。

イチオシは、ふたりの関係性そのもの。
どうぞジックリしっとりごらんください。



★「渡邉ユダ」チーム


071114_2149~0002.jpg

最後は話題のオーバー30ユダ。ユダ祭りの最後を飾る渡邉ユダチームです。

いいと悪いをいったりきたりしながら、マイペースにマイペースにくみ上げていっております。ちなみにマイペースなのは、もちろん渡邉ユダで、まわりの女優さんはときにそれにイラついているように見えますが、いいのよ。急がば回れ。じっくり作りましょう。最終的にはいちばんスタンダードできちんと作った「ユダの食卓」になるのではないかしら。渡邉くんのペースで歩いているから睦子さんにもスピカちゃんにも見えている景色があるハズ。ちゃんと見て、ちゃんと感じて、いいものにしたいよね。もちろん渡邉くんも、ここから先はマイペースばかりだと間に合わないよ、とちょっと警告。

全員わりと背が高く、チンマイ劇団を主宰している身としては、スケール感が感じられてそこがいいなと思います。

キャリアの長さから来る余計を削いで、でもキャリアがあるゆえのよさも生かして演出していきたいと思います。かなり楽しみなチームなんでよろしくでございます。っていいつつチケットもいちばん売れているので観劇予定の方は急いで予約を!!

posted by long at 15:22| Comment(0) | TrackBack(2) | メンバー紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う
Excerpt:  ミュージカル「キャッツ」にこんな原作があるとはあーら、知しらなんだ知らなんだ。だけど、だけど、断然こっちのほうが明るくて面白くためになるTとSから成る大英帝国エリオットせんせのグローカル・ミュージカ..
Weblog:
Tracked: 2008-01-31 09:16

マザー・グース (1) (講談社文庫)
Excerpt: 色々な翻訳がなされてきたマザーグースだが、やっぱり、谷川俊太郎訳が凄い。敢えて韻律を捨てる思い切りの良さや、日本語のリズム感が秀逸で、彼の訳を読んだ後では他の翻訳はちょっと読めない。しかしどうせならば..
Weblog: 詩がいっぱい
Tracked: 2008-02-22 23:11

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。