2007年09月21日

9/22 ワークショップ記録 渡邉真二

「涼しくなってきたなぁ。」と思ったら、「暑い〜。」とぐったりする陽気になったり、忙しい気候が続いています。皆さん風邪などには気をつけましょうね(*^_^*)

さて、それっぽい挨拶で始めますがワークショップ日誌です。
今回の日誌を担当します。渡邉真二です。

担当になったものの、どんな風に書いたら良いか皆目見当がつきません(^_^.)
そんな訳で、前回の担当者 五十野さんのマネをさせてもらおうと思ったのですが、「ダメ!!自分で考えなさい!」と、即答で断られてしまったので、自分なりに書こうと思います。

まずですね、前回の日誌で詩森さんから解説がありましたが、基本的なプログラムは変化しません。「肩甲骨開け」から始まり、「腰の遊び時間」「ファーストコンタクト」「マイズナー」の順で進みます。もちろん、当初から全く変化がない訳ではなく、少しづつ少しづつ進化して行き、今はこのような流れになっています。これから先もまだまだ進化して行くのでしょう(^o^)丿


今回のワークショップでも進化はありました。


まずは「腰の遊び時間」にて。

終盤「空間の中で好きな事をする」の後に「他者を認識し、興味の対象を一人見つけ、接触し、身体で会話する(最終的に背中合わせになる)」が追加。

接触って書きましたが、相手の身体に触るんです。僕の場合、進行中に「妙な恥ずかしさ(なんか懐かしいって感じも)」を感じたんですが、他には「癒された」とか「男性の身体が硬い事を改めて認識」とか色々な意見がありました。

そうそう、プログラムの間には「フィードバック」と言って意見交換がありまして、そのプログラムに対して各人が感じた事や発見した事を伝え合います。
そして、その意見や感想に対して詩森さんが色々な見解を示唆してくれます。
こうする事で、それぞれの感覚やら色々をシェア(共有)する事が出来るのです。
「こういうのって、大事だなぁ( ^^) _U~~」と、つくづく思います。


続いて「ファーストコンタクト」にて。

これもホント少しづつ積み重ねて行ってますね〜。台詞を発する側と受ける側でシーンを構築して行きますが、今回は遂に「受ける側も動く」が追加。

前回までは、受ける側は止まっていましたし、「受ける側が作った空間に発する側が入り、感じた物を利用し台詞を発する。」と、言うような状態でした。
ただ、空間に対しては、発する側から「こういう空間にしたい」とか、受ける側から「こういう空間を作りたい」とか、事前の打ち合わせがあります。

最初は、打ち合わせもなくて受ける側は「死体」だったんですからねぇ。色々と細かい追加を重ねてきましたが、いやはや、ついに動きましたよ(゜o゜)

そんで、まあ、いざ始まってみたら、これがスゴイんですよ。
空間のリアリティが飛躍的に上がるって言うか、見事に「芝居」なんですよね。こんな事を言うと「前回までは何だと思ってた?(-_-メ)」って怒られそうですけど・・・。
いや、今までのがダメって事じゃなくて、前回までも良かったですけどね。
なんにせよ、受ける側がリアクションするんで、発する側もどんどん変化していくんです。だから、空間も濃くなっていくし、厚みも出てくる。「死体」から観てるもんにとっちゃ大変な騒ぎですよ、ホント。

ワークショップに参加してからよく思うんですけどね、「結構こういう事を頭だけで考えて、実感は薄く演じていたんだなぁ。」って、反省しました。


最後は「マイズナー」にて。

今回は、大きな追加はなく前回同様に「作業」でした。

一応、説明しますと、二人組みになって「リビテション(発言する事)」を交互に繰り返します。
相手に集中した状態で、確定している事実(例えば、「あなたは白いTシャツを着ている。」とか「あなたは裸足だ」とか)を「コール(スタートの発言)」してスタート。

根本的にはゲームなので複数ルールが存在します。コールは相手へのイメージなどはNG(例えば、「あなたの隣の家には浪人生のジンロクさんがいる」とか)。「あなたは何々〜」と言われた側は「私は何々〜」で返す。等など・・・。
説明し切れませんので詳細は省きますm(__)m

で、「作業」と言うのは、「リビテション」をしながら片側の人が各自で用意してきた作業を行うのです。
ただし、ただ作業すりゃいいって訳ではなくてですね。
詩森さんからの指示としては「精度の要求される手作業。なおかつ、5分で完了させる必要があり、完了しなければならない理由(自身にふりかかる危機)を設定する。」

これに関しては、ホントにぐったりでした。観てるぶんにはとても楽しいんですけどね〜。
特に作業をしない側は最高ですが、自分が作業する側になるとたまりません(T_T)

往々にして作業をしない側の行動は、邪魔する、協力する、見守る。
作業をする側は、泣く、わめく、怒る、そして、例外なくテンパる。

でも、ただ遊んでる訳ではなくて、作業する側は設定を決める事で強制的に極限状態を作り、その感覚を自覚させたり、肉体の挙動(震える。とか)を身体感覚として蓄積したり。
作業しない側は、そういった様々な事を見て学ぶって事のはずだと思うんだけどなぁ。ちょっと自信ありません。
でも、なかなか、実り多い作業なのです。

えぇ〜、そんな訳で、毎週こんな感じで沢山の事が起こります。
多分、もっと簡潔な感じが日誌としては望ましいんでしょうけど、書いちゃったもんは仕方ありません。
許して下さいm(__)m

では、次回の日誌担当は、五十野さんと同じく「ユダの食卓」にてチームを組みます
湯舟須比香さんに御願いしたいと思います。よろしく御願い致します。

【詩森解説】

熱の入ったレポートありがとう!リピテションNGの例示が面白ーい。誰もあの状況で「ジンロクさん」なんて言わないよ。あとコールとしては「あなたは怒っている」とかもダメなんですね。それが気になったら、なんで怒っていると思ったか、その具体的な動作なりをコールする。例→「あなたの眉が動いた」とか。あと、作業のとき、入ってくる側はべつに学ばなくていいです。あ。する側も学ばなくて大丈夫。こういうことしなくちゃなんて考えず、やりたいことをやって、その肉体の記憶を蓄積することが大事。結果、もちろん学びにつながりますし、学びのためのプログラムだとは思いますけど。
posted by long at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ワークショップの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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